皆様はApple製品のAirTagをご存知でしょうか？

AirTagはiPhoneやiPodを追跡可能なツールです。500円玉を一回り大きくしたようなサイズであることから、パートナーの所持品に忍び込ませやすく「浮気調査に使えるのでは？」と考える方もいらっしゃいます。

結論から申し上げれば、AirTagは浮気調査に不向きといえるでしょう。浮気調査にはAirTagよりもGPSの方がおすすめだといえます。

GPSはスマホや車に搭載されており、世界中のどこにいても現在地が把握可能という機能が特徴です。人工衛星と連動して位置情報の特定を進めるため、ほぼリアルタイムにてGPSで監視している相手の現在地が判明します。

当記事では浮気調査におけるAirTag・GPSのメリット・デメリット・注意点についてまとめて解説していきます。

パートナーの浮気を疑っている・パートナーの浮気の証拠を手に入れたいと考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。

AirTag（エアタグ）とは

AirTag（エアタグ）とはApple社が開発した商品で、超広帯域無線を使用して物を探すためのツールです。

例えばAirTagをバッグに入れておけば、iPhoneの「探す」機能から、AirTagが入ったバッグの位置を特定できます。室内のような狭い範囲ではなく、AirTagから遠く離れてしまった場合にも有効です。

AirTag（エアタグ）が浮気調査におすすめできない理由

AirTagの機能や特徴を把握すると、浮気調査に使用するのにぴったりなツールのように思えます。しかしAirTagは浮気調査に適していません。

主な理由としては「パートナーにAirTagを活用して浮気調査を行っている事実」がバレてしまうリスクが高いためです。

当然ながら、AirTagは浮気調査を前提に開発されていません。そのため浮気調査との相性が悪い機能が搭載されているのです。具体的に解説していきます。

AirTagを持っている本人のiPhoneに通知が届いてしまう

パートナーがiPhoneを所有している場合、パートナーの所持品にAirTagを忍ばせると、「現在、このAirTagの所持者はあなたの現在地を見ることができます」という通知がパートナーのiPhoneに届きます。

上記の機能は、ストーカー対策として用意されている機能です。ストーキングしたい相手の服や荷物にAirTagをこっそりと忍ばせることで、住んでいる場所を突き止めようとする行為を防止する意図があります。

セキュリティ面では安心の製品だと褒めるべきなのですが、浮気調査においては相手に気付かれてしまい、AirTagを取り外されてしまうでしょう。

AirTagの設定主から長時間離れると警報音が鳴る

AirTagの通知が本人に届いてしまう問題は、パートナーのスマホがiPhoneでなければ解決可能です。しかしAirTagが浮気調査に適していない問題がもう1つ存在します。

その問題とは、AirTagは一定期間にわたって設定主から離れると、勝手に通知音が鳴ってしまうことです。当然ながら自分の持ち物から見知らぬ音が聞こえれば、その正体に気付いてしまうでしょう。

そのためパートナーがAndroidなどのiPhone以外のスマホを使っていたとしても、AirTagは浮気調査に適していないといえます。

浮気調査にはAirTagよりもGPSがおすすめ

GPSでは相手の現在地を特定できることから、リアルタイムで相手の行動を監視することができます。

また行動履歴を記録できることで、ラブホテルや浮気相手の自宅への出入りなど、疑わしい行動に対する手掛かりを掴むことができます。浮気相手の特定までは難しいものの、事前調査として把握できる情報としては十分な量といえるでしょう。

浮気調査で使いやすいGPSは、次の2種類に分けられます。

ロガー（行動履歴）タイプ

ロガータイプでは、GPSは調査対象者の行動履歴を追跡可能です。そのためパートナーが利用しているラブホテルや浮気相手の自宅を特定することができます。

その一方で、リアルタイムで所有者の現在地を知ることはできません。待ち伏せして決定的な証拠を押さえる目的では使えないものの、浮気の兆候や浮気のパターンを把握しやすいといえるでしょう。

リアル（位置追跡）タイプ

リアルタイムタイプは現在地を追跡可能なため、GPSは調査対象者の現在地を判明させることができます。証拠写真を撮影したいときや、浮気現場を押さえたい時に有効です。

例えばパートナーがラブホテルに滞在していることが確認できれば、ラブホテルの出入りの瞬間を撮影することで、決定的な浮気の証拠を得られるでしょう。

ただし行動履歴を残すことはできないため、リアルタイムでGPSを見張っていなければいけません。

スマホアプリとしてGPSを活用

スマホのGPS機能を活用すれば、パートナーの現在地だけでなく、行動履歴も記録可能です。スマホアプリの種類によっては、パートナーのスマホを遠隔操作して動画や音声を入手することも可能です。

ただしスマホアプリは自分だけでなく、相手のスマホにもインストールしなければいけません。相手に隠れてスマホアプリをインストールさせたとしても、後になってバレてしまう可能性が高いです。あまりおすすめできる方法ではありません。

GPSを利用して浮気調査を行うメリット

GPSで浮気調査をするメリットとして、特別な技術やスキルが無くても、浮気の有無を確認しやすいという点があります。

パートナーを尾行したり張り込みをしたりする行為は「相手に見つからないようにする」というスキルが求められますが、GPSであれば属人的なスキルを問われることはありません。

また浮気調査を行ううえで、GPSの購入費用以外はかからないのもメリットです。尾行を行う際には交通費などが発生しますが、余計な出費が無いのも嬉しい点です。

GPSを利用して浮気調査を行うメリットを端的にご紹介します。

パートナーを尾行する必要がない

GPSを利用することで、パートナーを尾行しなくても浮気調査を行うことができます。

尾行したからといって確実に証拠を入手できるわけではなく、パートナーが浮気調査に気付いてしまうリスクもあります。

GPSを利用すれば、パートナーの現在地を簡単に把握できます。GPSを継続して利用することで、浮気をしている時間帯や曜日、浮気が行われている場所を特定可能です。

パートナーの行動をリアルタイムに調べられる

リアルタイプのGPSを活用すれば、パートナーの行動を追跡することができます。

パートナーがどこにいるのかを、正確な位置や時間差無して把握できるのは大きなメリットといえるでしょう。

GPSを利用していることがバレにくい

パートナーの浮気を疑っていたり、既に調査を開始していたりするのがバレにくいのもGPSの利点です。

事前にGPSを相手の持ち物に備え付けておけば、相手の行動を把握することができます。設置の段階で不備がなければ、怪しまれるような行動を取ることなく、尾行を継続することができます。

「浮気調査がバレているのではないか？」という不安を感じること無く、平然とした態度を取ることができるのも、GPSのメリットといえるでしょう。

GPSを利用して浮気調査を行うデメリット・注意点

GPSを利用した浮気調査は、違法調査に該当する可能性が潜んでいる点と、GPSで入手した証拠は裁判で活用できるような決定的な証拠には該当しないケースがある点がデメリットとなります。

例えば、パートナーが定期的にラブホテル付近にいた事実が判明しても「ラブホテル付近のカフェで過ごしていた」と言い逃れされるかもしれません。

浮気相手とパートナーがラブホテルを出入りする写真や動画があれば、浮気の決定的な証拠になりますが、GPSの行動履歴単体では決定的な証拠とはいえないのです。

あくまでGPSで入手した浮気の証拠は、浮気調査のための情報として役立ちますが、決定的な浮気の証拠としては活用できない点に留意しておきましょう。

更にGPSを利用して浮気調査を行うデメリット・注意点について解説していきます。

確実に浮気の証拠を入手できるとは限らない

GPSを利用したからと行って、確実に浮気の証拠を入手できるとは限りません。GPSが浮気の証拠につながりにくい理由は、以下の通りです。

●GPSの位置情報がパートナーであると証明する必要がある
●GPSの位置情報だけでは、パートナーが誰と過ごしているか分からない
●GPSの位置情報には誤差が生じる場合がある

総務省によると、GPSの位置情報の精度は数メートルから数十メートルとされています。そのためGPSの位置情報がラブホテルの位置を示していても、必ずしもパートナーがラブホテルに入室したとは断言できないのです。

※参考：総務省：位置情報の取扱いの検討について（位置情報プライバシーレポート）

例えば「毎週火曜日の20~23時に、特定のラブホテルに位置したまま動きが無い状態が、3週間継続している」というGPSの位置情報を基に、ラブホテルの出入りの写真を撮影するというアプローチは有効かもしれません。

GPSの回収時には慎重に行動する

GPSを利用して浮気調査を行う場合には、発信機を回収するタイミングも重要です。

浮気の証拠の手がかりとなる情報を得られたとしても、発信機を回収している途中に配偶者に見つかってしまえば、計画は頓挫してしまうでしょう。

気が緩んでしまったり焦ったりしやすい状況ではありますが、パートナーを監視している時以上に、気を抜かずに行動するように気を引き締めましょう。

GPSの使い方によっては違法行為になる可能性がある

GPSを使用すれば、浮気の有無を確認することは比較的簡単です。GPSはインターネット通販や家電量販店にて簡単に購入できるうえに、非常に小さいサイズの商品が多いです。

しかしGPSの使い方次第では、GPSの取り付け自体が違法行為となる可能性に留意しなければなりません。

例えば未婚のカップルが無断でパートナーの車にGPSを取り付けてしまうと、ストーカー規制法に抵触してしまいます。またスマホに位置情報アプリをインストールする行為は婚姻関係に関係なく、不正アクセス禁止法に該当します。

ただし婚姻関係があり夫婦の共有財産の車にGPSを取り付けても、法律違反にならないケースが多いです。上記と同様に、夫婦で同居している自宅に自分自身に対して盗聴器を設置しても、法律的には問題ありません。

GPSの使い方には十分な注意が必要だと考えるべきでしょう。

調査によっては法律違反に該当する可能性がある

配偶者の浮気調査を目的として、配偶者と共有している財産に対して、GPSを取り付ける行為は違法ではありません。

しかし婚姻関係が無い相手や、共有財産ではないパートナーの持ち物にGPSを取り付けてしまうと、法律違反に該当する可能性が考えられます。

またスマホアプリを活用してパートナーを監視するためには、相手との合意が必要です。
相手との合意を得ないままパートナーのスマホを勝手に使用してアプリをインストールしてしまうと、不正アクセス禁止法に抵触する恐れがあります。

浮気調査は探偵事務所への相談がおすすめ

パートナーの浮気調査を理由とした行動であっても、違法行為が認められた場合には、パートナーや浮気相手から訴えられる恐れがあります。

そして決定的な証拠を押さえるためには特別なテクニックが必要です。浮気調査をして浮気の証拠を手に入れたいと考えているのなら、最初の時点から浮気調査のプロである探偵事務所を活用するべきでしょう。

探偵事務所であれば、探偵法に則った正当な手段を駆使して、浮気の証拠を集められます。弁護士やカウンセラーの紹介がある探偵事務所を選ぶことで、離婚に向けての話も進めやすくなります。

とちぎ探偵事務所では安心のセットプランやGPS追跡調査を用意しています

パートナーの浮気調査を理由とした行動であっても、違法行為が認められた場合には、パートナーや浮気相手から訴えられる恐れがあります。

料金面で安心のセットプランについて

探偵事務所に調査依頼をしようと考えた時には、費用面で不安を感じるのではないでしょうか。

栃木県の宇都宮にある「とちぎ探偵事務所」では、安心のセットプランが用意されており、個別プランに比べてお得な料金で浮気調査を依頼可能です。

基本のセットプランは調査日数21日＋緊急出勤3時間にて79,800円となります。更に緊急出勤12時間オプションに加えたセットプランは268,000円となり、浮気相手とパートナーが密会しているホテルに調査員が到着してから時間がカウントされます。

セットプランの費用には機材代・車両代・GPS調査代・報告書作成費用が含まれていることから、追加費用をご請求することはほとんどありません。

GPS追跡調査も実施します

とちぎ探偵事務所では浮気調査メニューと別に、GPS追跡調査メニューも用意しています。

浮気調査の本格調査前にGPS追跡調査を利用すれば、浮気の有無を明らかにしたうえで、効率良く浮気調査が進められるでしょう。

とちぎ探偵事務所のGPS追跡調査では、調査専用に開発された小型発信機を使用して、24時間体制で調査対象の行動を追跡します。

GPS追跡調査は、取り付け取り外しが3万円〜、7日間プランの場合は1日あたり1万円で調査が可能です。

まとめ

当記事ではAirTagは浮気調査に適しておらず、その他のGPSを使用した浮気調査も法律違反のリスクが高いという事実をお伝えしました。GPSを活用すれば自力でも浮気調査は可能ですが、違法行為に該当する可能性を考慮しなくてはなりません。

またGPSで入手した証拠は浮気の決定的な証拠にはならない可能性が高いです。上記の点を踏まえると、浮気調査は自分で行うものでなく、浮気調査のプロである探偵事務所に依頼して確かな証拠を手に入れるべきといえるでしょう。

セットプランを用意している「とちぎ探偵事務所」のような事務所を選択すれば、費用面の心配もなく、安心して浮気調査を依頼することができます。

パートナーに浮気の疑いを抱いている方は、探偵事務所の利用を検討してみてください。