同じ職場で毎日のように顔を合わせていると、ちょっとした会話や出来事から、思わぬ関係が深まってしまうことがあります。

最近、パートナーの様子がどこか違うと感じたとき、「もしかして社内で不倫している…？」と心配になることもあるかもしれません。

ただし、はっきりと問いただすのは勇気がいりますし、自分だけで真相を探るのは簡単ではありません。

無理やりパートナーを疑うのではなく、気になる変化を見逃さずに、冷静に向き合うことが大切です。

本記事では、社内不倫の調査を考える際に知っておきたいポイントをやさしく解説していきます。

どうして職場で不倫が起きてしまうの？

職場では自然と人との距離が近くなることもあり、ふとしたきっかけで関係が深まっていくことがあります。

また、不倫に発展する背景も人それぞれです。

飲み会で急に距離が近くなる

職場での飲み会は、いつもの緊張感から解放される場でもあります。

お酒が入ることで会話が増え、普段はあまり話す機会のない相手とも打ち解けやすくなります。

ちょっとした冗談や、仕事とは関係ない話題で盛り上がるうちに、思わぬ親近感が生まれることも考えられます。

そんな楽しい時間がきっかけとなり、これまでとは違う目で相手を見るようになる…というケースも実際にあります。

楽しいひとときが、お互いの関係性を変える始まりになってしまうこともあるのです。

残業中のふとした会話がきっかけに

夜遅くまで残業していると、社内の空気もいつもとは少し違って感じられます。

そんな中、たまたま同じ空間にいた同僚と何気ない会話を交わすこともあるでしょう。

「お疲れさま」とか「今日は大変だったね」といったひと言が、妙に心に残ることもあります。

お互いに頑張っている姿を見て、親しみが増していくこともあるかもしれません。

疲れた心にふと入り込む、そんなやりとりが、お互いの関係を近づけてしまうこともあります。

出張先のホテルで油断が生まれる

いつもとは違う土地での出張は、仕事でありながらもどこか特別な時間に感じられるものです。

移動や食事を一緒に過ごすことで、自然と会話が増え、距離も縮まりやすくなります。

出張中の夜、ホテルのロビーや食事の席などでゆったりとした時間を過ごす中で、気持ちが緩んでしまうこともあります。

「たまたま今だけのこと」と軽く考えたことが、今後の関係性を変えてしまうこともあるのです。

悩み相談によって心にスキマが生じる

仕事の悩みや人間関係のストレスを抱えていると、つい誰かに話を聞いてもらいたくなることもあります。

そんなとき、ふと声をかけてくれた同僚や上司に、少しずつ気持ちを打ち明けるようになることもあるでしょう。

親身になって話を聞いてもらえると、ありがたさや安心感が生まれ、「この人には本音を話せる」と感じるようになることもあります。

そんな気持ちの積み重ねが、いつの間にか特別な関係へと変わっていく場合もあるのです。

イベントやサークルで特別な存在に変わる

社内イベントやサークル活動など、仕事以外で関わる場では、普段とは違う表情や雰囲気を見ることがあります。

例えば、一緒に何かを企画したり、趣味の話で盛り上がったりする中で、「この人、意外と気が合うかも」と感じることもあるでしょう。

共通の関心ごとを通じて会話が増えると、自然と関係が深まっていきます。

そんな時間を重ねるうちに、いつのまにか相手が職場の“特別な存在”になっていることもあります。

社内不倫に走りやすい人って、どんな人？

社内不倫に進んでしまう人には、ちょっとした共通点が見られることがあります。

どんなときに気持ちが揺れやすくなるのか、いくつかの例から見ていきましょう。

仕事ができて周囲から注目されがち

職場で頼りにされ、成果を上げている人は、自然と注目を集めやすくなります。

そんな中で「凄いですね」「頼りにしています」といった言葉を日常的に耳にすると、ちょっとした好意や信頼感が芽生えてしまうこともあります。

家庭ではあまり評価されていないと感じている人にとっては、職場の誰かに認められることで心が満たされる場面もあり、ふとしたきっかけで気持ちが揺れてしまうことがあるのです。

家庭での不満を抱えたまま働いている

パートナーとの関係がぎくしゃくしていたり、家庭で孤独を感じていたりすると、職場での人とのやりとりが心の支えになることがあります。

「家ではあまり話を聞いてもらえない」「一緒にいても気を遣ってばかり」など、心の疲れを感じている人ほど、さりげない優しさに気持ちが動いてしまうこともあるでしょう。

不倫のつもりはなくても、ふとした共感ややりとりがきっかけで、心の距離が近づいていくことがあります。

承認欲求が強い

誰かに認められたい、必要とされたいという気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあります。

ただし、そうした気持ちが強いと、周囲からのちょっとした言葉や態度が心に深く響いてしまうことがあります。

職場では「頑張りを見てくれている」「自分のことをちゃんと評価してくれている」と感じやすいため、距離感が近くなりすぎるケースも珍しくありません。

不倫に発展する背景には、心理的なつながりが影響していることもあります。

感情をコントロールするのが苦手

ストレスがたまりやすい環境や、気持ちの浮き沈みが大きいときには、感情のままに行動してしまうことがあります。

「今だけは癒されたい」「辛さから逃げたい」といった想いが強くなると、理性的な判断がしにくくなり、つい一線を越えてしまうことも想定されます。

特に、気持ちに余裕が無いときには、自分でも驚くような選択をしてしまうことがあるため、心の状態を整えることが大切です。

とてもフレンドリーな性格で打ち解けやすい

人懐っこく、誰とでもすぐに打ち解けられるタイプの人は、相手との距離を縮めるのが得意な分、誤解を招いてしまうことがあります。

仕事で関わるうちにプライベートな話題が増えたり、相談ごとをするようになったりと、自然なやりとりの中で少しずつ心の距離も近づいてしまうこともあるでしょう。

相手を異性として意識していなかったとしても、結果として社内不倫の関係に発展してしまうこともあるため、お互いの距離感には注意が必要です。

「あれ？」と思ったときにチェックしたいポイント

何となく「最近ちょっと様子が違うかも」と感じたときは、普段の言動や行動の変化に目を向けてみるのもひとつの方法です。

小さな違和感から、何かに気付けることもあります。

残業・出張が増えて帰宅が遅くなった

最近、残業や出張が増えて、帰宅が遅くなってきたな…と感じることはありませんか？

もちろん、仕事が忙しい時期ということもありますが、以前と比べて頻度が極端に増えているようなら、少し気にかけておいても良いかもしれません。

「今日はどこへ行くの？」「誰と一緒？」と聞いたときに、答えが曖昧だったり、説明がはっきりしないようなら、慎重に様子を見てみましょう。

無理に問い詰める必要はありませんが、小さな変化を見逃さずにいることで、後から冷静に判断しやすくなることもあります。

財布やスマホの中に見慣れないものがある

たまたま見かけたパートナーの財布の中に、見慣れないレシートやカードが入っていることはありませんか？

例えば、ふだん行かない場所のお店のレシートや、2人分の飲食代の記録などが残っている場合は、少しだけ気にしておいた方が良いかもしれません。

また、スマートフォンの通知の設定が急に変わったり、見慣れないアプリが入っていたりすることもあるでしょう。

すぐに疑う必要はありませんが、「あれ？」と思う違和感が重なるようなら、一度落ち着いて状況を整理してみるのがおすすめです。

有給や早退のタイミングがいつも同じ人がいる

パートナーの有給や早退のタイミングが、特定の人と何度も重なっているようなら、ちょっと気になるかもしれません。

もちろん、たまたま仕事の都合が同じだっただけということもあります。

ただし、毎回のように同じ人と行動していたり、不自然に予定を合わせているように見える場合は、少し注意して見ておくといいでしょう。

すぐに問い詰めるのではなく、ふとした会話の中でさりげなく話題にしてみると、自然な形で状況を確かめられることもあります。

社内不倫が発覚したら、どう動く？

職場での不倫が分かったときは、気持ちが追いつかず戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

これからどう動くかを考えるためにも、まずは落ち着いて状況を見つめていくことが大切です。

まずは感情を抑えて冷静に対応を

職場での不倫が疑われるような状況に直面すると、動揺したり、つい感情的になってしまうのは当然のことです。

しかし、怒りや悲しみのままに相手を問い詰めてしまうと、思わぬ方向に話がこじれてしまうこともあります。

中には、とっさに嘘をつかれたり、証拠を隠されてしまうケースもあるため、焦って行動するのは避けたほうが良いかもしれません。

まずは気持ちを落ち着けて、少し距離を取って状況を見つめ直すことが大切です。

証拠を集める場合も、冷静さを忘れずに進めることで、その後の対応がしやすくなります。

慰謝料や離婚も、選択肢の一つ

社内不倫が判明した時、どう向き合うかは人それぞれです。中には、離婚や慰謝料請求を視野に入れる方もいるかもしれません。

離婚を選ぶとなると、家族の生活やお子さんのことなど、考えなければいけないことがたくさん出てきます。

一方、慰謝料の請求については、精神的な苦しみに対する正当な主張として、配偶者や不倫相手に求めることができる場合があります。

まずは信頼できる人に話を聞いてもらうことからでも、気持ちが整理されていくかもしれません。

モヤッとした違和感、不倫調査で解決してみませんか？

何となく感じる違和感や、小さな変化が続くと、「これって本当に気のせいなのかな」と心がざわついてしまうこともあるかもしれません。

そんなとき、自分だけで悩み続けるのは、とても辛いものです。

どう向き合えばいいのか分からないときは、第三者の目線で冷静に話を聞いてくれる存在に頼ってみるのもひとつの方法です。

例えば、探偵事務所に相談することで、客観的な視点から状況を整理できることもあります。

不安を抱えすぎず、少しずつ前に進んでいけるよう、落ち着いて行動していきましょう。